【婚活・雑学ネタ】夏の恒例行事、「お盆」の起源になったエピソード。

高野山の麓から縁結び♪
和歌山と高知の結婚相談所・恋する婚活部の中西晋也です。

暑い日が続いております!

さて、今年のお盆休みは、長い人で9連休だそうですね。

私たちの今年のお盆は、高知に行くので、少し早いですが本日、実家のお墓参りに行ってきました。

全国的に、お盆という行事は13日から16日というの一般的で、
日本においては606年推古天皇時代から法要が行われているという記述も残っています。

歴史が長く、日本人にとって誰もが知る馴染みのある行事。

現在の「お盆=先祖供養」の行事になったあるエピソードが仏教のお経に書かれています。

婚活と関係ないですが、雑学として、今日はそれを紹介したいと思います。

お盆の元になったエピソード

「お盆」は正式には【盂蘭盆(うらぼん)】といいます。
これはサンスクリット語で【ウランバーナ】の音に漢字を当てただけのもので、
本来の意味は逆さ吊りという意味です。

お釈迦様がまだこの世にいたころに、十代弟子のひとり、目連(もくれん)さんという方がいました。目連さんは神通力が非常に優れた方で、ある時、亡くなった母に親孝行をしたいと思い、得意の神通力を使ってあの世へ母をさがしにいきました。

ところが、亡き母は餓鬼の世界に堕ちて、骨と皮ばかりでがりがりの姿で逆さ吊りになって、苦しんでました。

目連さんは、お母さんと助けたいと思い、食べ物を差し出してもそれが燃え上がって食べてもらえない。
餓鬼の世界は飢えと渇きに苦しみ、飲食もできない恐ろしい世界なのです。

お母さんは、自分の子供を愛情いっぱいで育てたのですが、その愛情が強すぎたので、他人に対しては歪んだ見方・考え方になってしまって、結果、餓鬼世界に落ちることになったといいます。

どうしても、母を助けたい目連さんはお釈迦様のところへ行って、教えを請いました。

すると、「夏の修行期間が終わり、たくさんの僧侶が一か所に集まるので、
皆さんに食事や供物をお供えしてください。その功徳によって、あなたの母は苦しみから救われるでしょう」

言われた通り、たくさんの僧侶に供物をして、母のために功徳を積んだ目連さんは無事に餓鬼の世界からお母さんを救い出せたのです。

その日が旧暦の7月15日、現在の8月15日前後になり、そのころに、日本では先祖を供養する習慣が出来上がっていったのです。

ぜひ、お見合いの時に話のネタに困ったら、雑学として披露してくださいませ。

自分のルーツに思いを馳せ、【結婚=命のリレー】であることを再確認

今年は、たっぷりと時間があるため、
婚活中の皆様は、お見合いの予定も多いと思います。

結婚相手を見つけることは、自分の生命を次の世代にバトンタッチしていくという側面もあります。

脈々受け継がれてきた自分の命と、
この後の世代に命をつなぐ大切さに思いを馳せて、
素敵な方と出会えるように、
ご先祖様にも祈念してください。

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