昨今、離婚率は3組に1組と言われてます。自分自身の周りを見てもめずらしいことではありません。離婚を想定して結婚する人は誰もいないので、離婚するカップルは何かしらの原因があります。
恋する婚活部のご縁で毎年何組ものカップルが誕生しますが、出来れば、一生寄り添ってほしいというのが私たちの強い願いです。
ここで皆さんに質問ですが、《お見合い結婚》は《恋愛結婚》より離婚率が低いという事実はご存知でしょうか?一説には《お見合い結婚》は離婚率10%とも言われます。
それはなぜでしょうか?
このテーマについて考えてみたいと思います。
2種類の恋愛感情
さっそくですが添付の画像を見ていただきたい。(『精神科医が見つけた3つの幸福』(樺沢紫苑著)236ページからの抜粋)
愛情には2種類あります。
そうです。実は恋愛感情には2種類あるのです。
一つは【ドーパミン的愛情】
・いつもドキドキ、相手のことが気になって仕方ない。
・相手からLINEがいつも気になる。
・相手の行動が把握できないと嫉妬してしまう。
・相手の愛情表現を信頼できず、いつも自爆的に悩んでしまう。
といったところでしょうか、、
電話占いにハマり、自分の都合のいい結果ではなかったらハシゴして、占いジプシーになって散財する人もいらっしゃいます。
本来、人を好きになることは幸せなのに、、、なんでこんなにしんどいの?
はい、よくあることですよね。私も、ドーパミン的恋愛、もちろん経験があります。
もう一つは【オキシトシン的愛情】
・親友のような信頼できる関係。
・お互い落ち着き安らぎがあり、駆け引きするような行為をはしない。
・相手と時間を共有することが全く苦にならず、時間がゆっくり流れる。
・ずっとこの空間が続けばいいという関係。
皆さんが求める理想ですよね。
恋愛や婚活がうまくいかない原因は、この2種類の愛情・恋愛感情を整理せず、ごちゃまぜに考えているからと言えます。
賞味期限アリの愛情とナシの愛情
【ドーパミン的愛情】は最長で2~3年しか持ちません。
もっと短いことも多い。若い頃に経験した長続きしない多くの恋愛は、この部類に入ります。
近年はマッチチングアプリ利用者が増え、こっちは本気だったのに既婚者やヤリモクに遊ばれた・・・という方や、彼氏彼女かどうかも分からない都合のいい関係に抜け出せずに悩む相談がとても多いですがこれに該当すると言えます。
言い換えると賞味期限アリの恋愛感情です。
一方【オキシトシン的愛情】は永続的、一生続くものとなる。一たび関係が構築されたらずっと続くものです。根底には魂のつながりがあり、賞味期限ナシの恋愛感情と言えます。
恋愛感情のシフトチェンジができるかどうか
誤解のないようにお伝えすると、【ドーパミン的愛情】がダメで【オキシトシン的愛情】が良いというわけではありません。【ドーパミン的愛情】→【オキシトシン的愛情】へスムーズにシフトチェンジできる相手が見つかれば一番いいのです。
ただしこのシフトチェンジが出来ないとそのカップル・夫婦は、別れるか惰性の関係が続くことになります。見極めはとても大切です。
結婚生活で夫婦関係が破綻しているが子どもの為という理由で夫婦関係を続けたり、セフレ化したカップルをよく見かけますが、恋愛感情のシフトチェンジできていないと言えます。
もちろんですが婚活におけるお相手探しには、はじめから【オキシトシン的愛情】意識することが圧倒的に大切です。恋する婚活部に入会面談に来れる方の中で、現状【ドーパミン的愛情】しか理解していない人か、すでに【オキシトシン的愛情】を理解してる人かによって成婚するスピードが全く違ってきます。
これを整理しないまま婚活をはじめてしまうと、女性に多いですが、お見合いをしてもピンとこないという理由だけで相手をお断りすることになります。(良いご縁を逃す)
また、逆に男性に多いですが、容姿が好みという理由だけで選んでしまうことになります。(地雷を踏む)もちろんそれらの結婚は悲惨な結果が想定されます。
まとめ
私たちの両親の時代はほとんどの人がお見合い結婚もしくは上司が間に入って職場恋愛でした。
お見合い結婚と恋愛結婚の数が逆転したのは、国立社会保障・人口問題研究所によると1960年代末だそうです。
私の母親も10人くらいと見合いをして、決してイケメンではない父が一番優しく居心地がよかったそうです。今でも仲良く、父は母をいつも大切にしています。
本人は意識してなかったと思いますが、おそらく決め手は【オキシトシン的愛情】で選んでたんですね。時代と周りの環境がそうだったのかもしれませんが、結果正解だったのです。
【お見合い結婚】が【恋愛結婚】より離婚率が低いのはなぜか。答えは【オキシトシン的愛情】でのお相手選び、これに尽きますね。