たった数人のお見合いで婚活を諦めたくなったあなたへ。

数人とお見合いをして上手くいかなかったからといって、すぐに諦める人がたまにいらっしゃいます。

昨日、連絡があったのは、今までに二人お見合いして上手くいかなかったから、「もう一生独身でも良いから辞めたい」と言って来られた男性会員さまでした。

聞くと、「2回とも、自分の言いたいことは全てお見合い相手に伝えたのにダメだった。もう結婚したいと思わない、一生独身で良い」とのこと。

これに関しては、わたしの方も少々語気を強めて、叱咤激励させてもらいました。

まず、一度や二度のお見合いで決まることなんて、本当に稀です。

大抵の方は、少なくとも5.6人、平均10人、多い方は20人以上とお見合いをして、最良の相手と結ばれています。

中には100人以上という方もいらっしゃいます。(←これはさすがに多すぎ)

わたしも、もちろん今の夫が初めてで上手くいったわけではありません。

時間をかけてじっくり恋愛に進んでいくタイプなので、付き合った人の数はそう多くありませんが、短いお付き合いも含めたら両手くらいの人数は付き合いました。

片思いで終わった恋も何度もあるし、遠距離恋愛をしていたこともあるし、都合のいい女になっていたこともあるし、人には言えない恋愛もありました。

お見合いも5.6回はしました。

その中で、磨かれてきたと言っても過言ではありません。

若い頃のわたしは、明らかに恋愛下手で、アマノジャクで、自分の気持ちを表現するのが苦手でした。

「好きと悟られないように」と、上手くいくのの逆方向に進んでいたこともあります。

それが今や、朝に晩に、「好きよ♪」とか、「わたしの宝物!」と、夫に素直に気持ちを伝えているのだから、人って変わるものですね。

話は戻りますが、数回のお見合いが上手くいかなかったからと、結婚をあきらめないでほしいという話です。

「そんなに何回もお見合いしたくない。お金も時間も勿体無いし、最初から相性の良い相手(理想の相手)とだけお見合いさせてほしい」

と要望をおっしゃる方がたまにいらっしゃいますが、これは、少々虫が良すぎる話です。

恋する婚活部では、お見合いの相手選びを一任してもらっている会員さまが多いのですが、たとえば、仲人のわたしが、「この人、●●さんの理想にバッチリ当てはまっている。こんな人とお見合いを組んだら●●さん喜ぶだろうな!」と、ワクワクして申し込んでも、相手側に断られることなんて日常茶飯事です。

どうしても組みたいご縁の時は、少々高望みだと分かっていても、相手側の仲人さんに頼み込む場合もありますが、それでもOKをもらえる確率はやや上がる程度です。

《お見合いとはお相手があることであり、こちらが熱望しても叶わないことが多々ある》

ということ。

何だか自分の求める人とちょっと違う人がお見合いに来た時、

「どうして希望の人とお見合いができないんですか?」

「希望の人とだけお見合いさせてくださいよ」

「こっちは時間もお金も使ってお見合いしているのに・・・」

という不満につながるわけですが、お金を出したら指名の人が相手をしてくれる、キャバクラやホストクラブとはまったく違う性質のものだということをご理解いただければ幸いです。

そして、《自分の求める人》というのは、往々にして高望みになっています。

たとえば、

ご自身の年収がパート程度なのに、

「それじゃ生活できないから、お相手男性は最低でも500万以上ないと無理です」と求めたり。

ご自身の年齢がだいぶ高いのに、

「子どもがほしいから、お相手女性は30代までじゃないと無理です」
と求めたり。

ご自身の容姿はごくごく普通の年相応の中年なのに、

お相手に、若々しくてシュッとした容姿端麗を求めたり。

(「普通でいいんです」と言いながら、普通の基準がものすごく高かったり、「自分は若い!」と勘違いしている)

高望みがダメだと言っているわけではありませんが、高望みをする前に、自分の今の立ち位置を客観的に理解することです。

その上で、高望みをするならば、外見も内面も、両方磨くに限ります。

レベルが上がれば、それなりの人とのご縁があります。

やはり、人は、外見が良いに越したことはありません。

最低限、清潔感のある外見(特に眉、爪、歯、髪の手入れ)は必要ですし、服装も、何年も同じものを着ていては土俵に上がれません。

しかし、それだけでは不十分なので、外見以上に内面を磨くことです。

どうやったら内面を磨けるのか?ですが、簡単です。

誰からも好かれるような気持ちの良い振る舞いをすることです。

そして、日々の小さなことに感謝することです。

これはわたしが今まで何百人も見てきて感じるのですが、お見合い相手の文句、仲人への不満ばかり言っている人は、どうしてもご縁が上手くいきません。

感謝の気持ちが圧倒的に足りないからです。

どうか、たった数人のお見合いで諦めることなく、自分磨き(外面・内面の両方)をしながら、自分史上最高のパートナーとのご縁を掴みましょう。

諦めそうになったらいつでも話を聞きます(時には叱咤激励します)!!

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