婚活における年収400万円の壁とは。

さすがに最近では、男性に求める条件で、
「年収500万以上でお願いします!」
と言う女性は減ってきました。
500万以上の年収は、全男性の上位15%の年収で、なかなか、高望みの部類に入ってきています。

日本はこの30年、どんどん貧しくなってきているので、30年前なら年収500万円は当たり前だったのが、現在の日本人の平均年収は、400万円前後です。
年収400万円以上を希望する女性は、「最低でも800万以上、できれば1000万円以上希望!専業主婦希望!」と求めるほどのあざとさはないし、現実的なラインだとは思うのですが、しかし、これがですね、自分の年収が400万円以上の女性が言うなら、まあ、自分と同等の年収を求めているので問題ない。

ただ、それよりもかなり少ない年収(100〜200万円台)の女性まで、一律に「相手は400万以上はほしい」と言うのです。
で、300万円台や200万円台の男性を、会う前から年収だけで切り捨てている・・・

まあ、「生活していくためには、お互いが年収が少ないとやっていけないから・・・」
という主張もわかりますが、なんとも切ないところです・・・。

ところで、最近入会したばかりのA子さんという女性がいます。
お見合い相手は、年収200万円台でしたが、彼女の求めるスローライフな生き方にぴったり合う人。
お互いに惹かれ合い、仮交際になりました。

その後、毎日長電話して、つい先日出会ったとは思えないほど、とてもいい感じです。
わたしは彼女に、
「お相手の年収が少し低めですが、それでも良いのですか?」と聞いたところ、
「全然問題ありません!!わたしが稼いだらいいですから♪」とのお返事。
いやー!男前!!
かっこいい。

「最低でも年収400万以上ほしいです!」
と、300万円台、200万円台の年収の男性をバサバサ切り捨てるような女性ではなく、
「わたしが稼いだらいいですから♪」
と言えるような女性になりたいものですね。
そして、こんな女性は、男性から見ても、気立てが良く、とても魅力的だと感じます。
収入を男性ばかりに求める時代はもう古いです。
今は、2人で稼いでいく時代。

あと、わたしが知る限りでは、一見、年収が低めの男性に、掘り出し物の優良物件が潜んでいます。
うちの夫も、結婚前の年収は、前出のA子さんのお見合い相手の彼と負けず劣らず低かったです。というか、収入や見栄に価値観を置く人ではなかった、というのが本当のところです。収入や見栄よりも、ライフスタイルの豊かさ(時間的な余裕など)に価値観を置く人でした。
そして、どれだけわたしのことを大切にしてくれていることか・・・!
彼と結婚して本当に良かったと思うし、毎日、感謝感謝の日々です。

女性の皆さん。
400万円の壁で切り捨てないで、一度はお会いしてみることをお勧めします。
また、男性の収入に頼らず、自分自身で稼いでいく力も身につけるべきだと考えます。

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