実は今、大阪市内への引越しを考えていて、少し動き始めています。
堺市に住み始めて3年。
今の住まいに特に不満はありません。
駅から徒歩5分、分譲賃貸の大型マンションの3LDK、公園が目の前で、春には桜が美しい。
駅前も賑やかでスーパーや飲食店、図書館など生活に便利なものは全部揃っている。
そして仕事用に借りている小さな一軒家にも徒歩1分の距離。
夫の実家の和歌山へは車で1時間、
難波には30分、梅田も40分で行けます。
でも、3月に入り、急にむくむくと、「引越ししたい」願望が芽生えてきました。
芽生えてきたら止まらない。
いろいろ、物件情報を見るのが楽しくてたまらない。
とはいえ、妥協はしたくない。
どこでもいいわけではない。
今住んでいる部屋や場所よりも「ここはいい!」と納得した場合のみ、引っ越そうと決めました。
そこで、何軒か見ているのですが、気づいたのが、「家探しと結婚相手探しは似ている」、ということです。
どちらもある程度、条件を出して選んでいくのですが、最後の決定打は「居心地が良いか?」ということ。
物件選びの際、実際に部屋を内覧させてもらい、
「居心地が良いか否か?」で見極めています。
今までの引越しでは、吉方位や家相などを重視していたこともあったのですが、(それも一つの要素であるのは間違いないのですが)、今は一番重視しているのは、部屋に入った時に、見渡したり目を閉じたりして、「居心地が良いか否か?」を感じることです。
この判断は、間違いがありません。
居心地の良さが70点だと、その物件には引っ越しません。
わたしも夫も、2人ともが90点以上と感じた時に引越します。
これが、妥協しないということです。
結婚相手を見極める時も同じで、条件がどんなに良くても、見た目がどんなにタイプでも、実際に何度か会ってみて、何となく居心地が悪かったらやめておくのが正解です。
私ごとですが、独身時代、「条件的に、親に紹介したらすごく喜んでくれるだろうな」と感じる、学歴や職歴などが申し分のない人と付き合いかけたことがあるのですが、話していると、いつも肩が凝るのです。
しばらくは無理して会っていたのですが、背伸びしていたことに気付きました。
要するに、居心地が良くなかったのです。
(わたしは、学歴が素晴らしすぎる人と接する時、「アホだと思われたくない!アホがバレたくない!」という気持ちが働いて、高尚な話をしなければとか、ついつい自分を大きく見せてしまう癖がありました・・・)
どんなに見た目がタイプで、なおかつ好条件の人だったとしても、何となく一緒にいて居心地の悪さを感じたら、やめておきましょう。
《居心地の良い相手》とは、お互いが無言でいても平気な人です。
逆に、無言になった時、「何か喋らなければ!」と頑張って話題を探してしまう相手は、《居心地が悪い相手》です。
これは、「ピンとくる」「こない」という感覚よりも正確です。
特に一目惚れ傾向の強い人・外見重視の人ほど、「ピンとくる」「ピンとこない」という表現をよく使いますが、本当にピンとくる感覚(直感)が正しい人は、全人間の3割くらいしかいらっしゃいません。
それだけ、今の人間の直感は鈍くなってきています。
第一印象でお互いがピンときて燃え上がって結婚しても、いざ、結婚生活を送ってみると、「こんなはずじゃなかった・・・」と離婚する人が何と多いことか。
※あなたの周りにもいらっしゃいませんか?
こういう人は、ピンときて盛り上がっている間は、盲目になっているのです。
ちょっとした違和感があっても、見ないように蓋をしているのです。
結婚相手として最良の相手か?を見極めるに《ピンとくる・こない》の感覚ではなく、《居心地が良い相手か・否か》の感覚を大事にしてみることをお勧めします。