「三密を避ける」ではなく、 「三密を一致させる」(←本来の意味)

2020年のコロナ初期の頃、「三密を避ける」という変なスローガンが流行ってしまったおかげで、「三密」が全く違う意味で広がってしまいましたが、本来は密教用語で、

三密とは、

①身密(しんみつ)

②口密(くみつ)

③意密(いみつ)

のことで、この、「3つの密」を一致させることで願いが叶いますよ、という空海の教えです。

詳しくお伝えすると、

「身密」とは悟りの境地を組み手カタチで表し、

「口密」とは仏の説法言葉である真言を唱え、

「意密」とは(他のことを考えず)心を一つにすること。

その三密を修することによって

授かる功徳の力(功徳力)と、

仏の加護の力(加持力)が同時に一致する時に、

互いが応じ合い、仏となる(願望成就する)

ということ。

それが「三密」の本来の教えです。

もっとざっくり言うと、

思っていること(意密)と、

言葉(口密)と、

行動(身密)を

一致させることで、願いが叶うというものです。

このことは、どんな願いを達成するためにも基本となり、「引き寄せの法則」や「予祝」などと名前を変えていても、同じことです。

例えば、よくあるケースですが、

「愛し愛される運命の人に出会って結婚したい」

(口密=言葉)と言っているのに、

心の中では、「結婚したいけど、年も年だし、どうせ無理だろうな。いい人なんか現れっこない」と思っていて(意密=思考)、

具体的な行動は何も起こさず、自然発生的な出会いを待っているだけ(身密=行動)。

これでは、願いが叶いようがありません。

ここまで書いていて、ふと、独身時代の自分を思い出しました。

こんなことを思っていたのは、独身時代のわたしそのものです。

その頃、同じく独身の友達と年賀状には、「今年こそは(結婚しよう)!」と書き合っていましたが、お互い、言葉ではこんなことを言っていても、思考と行動が全く一致せず、願いは長年叶いませんでした。

それでもわたしが結婚までこぎつけることができたのは、遅ればせながら39歳11ヶ月の時(約8年前)に、「このままではやばい!一生独身になってしまう!!!!」と本気で気付く出来事があり、心に火を灯し、言葉と思考と行動を一致させて、ブレなかったからです。(今思えば、です。その頃は、三密の原理は全く知りませんでした)

また、願いを言葉にするコツとしては、

①過去形または過去完了形にして、すでに叶ったものとして、

②感情を伴ってありありとイメージすること

③先に感謝をしておくこと

です。

「幸せな結婚が叶いました。ありがとうございます」

というふうに。

神社で神様にお願いする時も同じです。

この時、願いをかける対象を、特定の人物やモノにはしない方がよいです。

「どうしても結婚したい」

「結婚できますように」

「●●さんと結婚できますように」

は、どれもエネルギーが重く、【執着】となります。

【エネルギーの重いもの(=執着)は叶いにくい】

という原則があり、執着を手放し、エネルギーを軽くするために、人やモノを特定せず、もう叶ったものとして、過去形または過去完了形にします。

過去形や過去完了形だと、

「まだ叶っていないのに違和感がある・自分の中でしっくりこない」

という場合は、

「幸せな結婚が叶いつつあります」

「いつでも結婚できる準備が整っています」

など、現在進行形でも良いです。

しっくりくる言葉でアファメーションを作ってください。

エネルギーが、軽く、明るく、強いと願いは叶います。

反対に、重く、暗く、弱い、だと叶いません。

人も同じこと。

軽く、明るく、強い人に、人は惹きつけられるし、

重く、暗く、弱い人には、人は寄ってきませんね。

恋する婚活部の入会時にわたしと一緒にマンツーマンで取り組む「未来日記ワーク」は、「三密を一致させる=願いを叶いやすくする」ために行っています。

「そんなの知ってる」という人に限って、頭では理解したつもりでも、ちゃんとハラに落とし込めて実行できていません。

意味をちゃんと理解し、真剣に取り組まれた方ほど、本当に早期に結婚が叶って行っています!

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