「親の面倒を見ている」とか、「家事全般ほぼ自分がやってます」という人は別として、30代40代になっても実家を出たことがない(出たとしても短大や大学の数年間だけで、卒業後はまた実家暮らしという人も含む)という人と話していると、とても幼さを感じることがあります。
つい最近、とある真剣交際が終了しました。
男性は40代半ば、初婚、実家暮らし。
女性は30代後半、初婚、一人暮らし。
最初は、見た目も悪くなくて、優しくて、会話も面白いこの男性に惹かれていた彼女だったけど、仮交際から真剣交際に進んで付き合いが深まる中で、「本当にこの人と結婚して良いのか?」の気持ちがどんどん大きくなってきてしまいました。
理由は、一言で言うと「彼が頼りないから」。
7歳も年上の男性なのに、とても頼りなさを感じてしまった、と言います。
現在、実家暮らしで、家事は全て親にお任せで、寝る間も惜しんでゲームばかりしている彼と一緒になることを想像すると、彼女は将来が心配になったそうです。
こんな40代半ばの実家暮らしの男性・・・確かに頼りないですよね。
まあ、彼女は彼女で、とてもしっかりした性格なので、女性が引っ張っていくくらいなら良かったのかもしれないけれど・・・。
頼りないので不安に感じていることを伝えたら、「40数年間培ってきた性格なので、どうしようもない、変えようがない」と開き直り、「むしろゲーム好きになってほしい、一緒にゲームしたい」と彼女に言ってきたそう・・・。
ちなみに彼は、コミュ力高めで第一印象はとても良いのです。
だからお見合いをしたら必ず最初は女性に気に入られ、仮交際は軽々進むし、何度も真剣交際まで進んでいます。
にも関わらず、必ず最後は女性から「頼りない」と振られてしまうのです。
なので、婚活歴は5年以上ですが、未だ独身。
彼に限らず、30代になっても40代になっても実家暮らしで、家事はほぼ親に任せきり、かつ、「趣味はゲーム」という人、今とても多いです。
「ずっと実家暮らし+趣味はゲーム」という人は、わたしの偏見かもしれませんが、話していてなおさら、とても幼く、頼りなく感じる人が多いですね。。。
仕事から帰ってきて、用意されたごはんを食べたら、ゲームについつい熱中して夜更かし、次の日も頭がボーっとしたまま仕事に出る、そのためミスも頻発してしまう・・・ということもよく聴きます。
想像力に乏しく、相手の気持ちを推し量ったり、努力することが苦手なのかなと思います。
見た目はとっくに大人なのに、心はずっと10代の時のまま。
衣食住は親に保障され、お給料を家に入れるわけでもなく(入れるとしてもほんの僅か)、その収入のほぼ全てを自分の自由に使える生活。多くはゲーム代や飲み代、服、車、遊びなど。
そりゃあ、深層心理では、結婚よりも、このまま現状維持の世界から出たくないですよね。
いつまでもその楽ちんな生活が続くわけではないのにね。
結婚願望があるなら、ぬくぬくとした実家暮らしを続けるのではなく、まずは出家するつもりで(笑)、家を出ることをお勧めします。
金銭的な理由などで一人暮らしができないなら、ちゃんと家賃分くらいは家に入れること。
そして、どんなに親が甘々でも、家事を親に任せっきりにしないこと。
そしてゲームも封印・・・とまではさすがにできなくても、休みの日に1時間までに決めるとか。
ゲームは中毒性があるので、完全に辞めるのはなかなか難しいかもしれないけど、努力できることはたくさんあります。
親からの精神的・肉体的自立、そしてゲームの世界から現実世界に出ることが、頼りなさから脱却し、婚活を成功させる鍵となります。