恋する婚活部・中西晋也です。
婚活において、アラサー、アラフォー世代以上になると、プロフィールに「実家暮らし」とあるだけでマイナス要素となる。
なぜかというと、それだけで自立してなさそうと見られるから。
特に男性は、いくつになっても子どもの頃からの習慣で、料理や洗濯は母親任せという人は多い。
女性も然り。
たとえ家事を完璧にこなせたとしても、どうしても「やってないだろうな」いうイメージが先行する。
ところが問題はそれだけではない。
30年や40年ずっと実家暮らしだとすると、生まれてからその人は、子どもの頃と変わらず、親の価値基準の世界で生きていることになる。
各家庭には、親が作ったそれぞれのルールと習慣があり、そこで何十年も生活をしていると、すっかり慣れきってしまう。
さらに問題なのは、自分の人生において、何かを選択・決断する時も、そこに自分の意見とは別の意見が入ってきてしまうということ。
結果、親の意見が自分の意見よりも優先されていることにすら、気付かなくなるのである。
親と自分は、血のつながりはあっても、全く別物。
親といえども他人なのだ。
親の作ったルールの中で生活をして、自分の意見ではなく、他人の意見(親)で生きていていて、どうして幸せになれるのかな。
実家にいると、どうしても親がルール。
親からしたら、いつまで経ってもあなたは子どものまま。
親の支配から逃れられない。
「あなたは誰の人生を生きているのですか?」
と感じてしまうことも時々ある。
ちなみに僕は、大学を出てからすぐにお寺で住み仕事を始めた。一人暮らしではなかったが、実家とは全く違うルールが存在するコミュニティで20代の頃は生活をしていた。
うちの妻も、大学から一人暮らし。
今は完全にお勤めの仕事から卒業し、結婚相談所を経営しているが、もともとは公務員家庭育ち。
ずっと実家暮らしだったら、今の生活はなかったと申しております。
ちなみに、妻の実家は「かわいい子には旅をさせろ」方針で、「高校を卒業したら県外に出て一人暮らしをしなさい」と言われていたそうで、妻も、妻の妹もそのように進み、結果良かったそうです。
だから僕は、若い人なら遅くても就職をするタイミングで、30代以降の方も、何かのきっかけで思い切って家を出ることをおすすめしたい。
実家にいなくても、親と仲良くすることや、親孝行はいくらでもできます。
一人暮らしをしてみて、自分の価値基準で生きることを始めると、意外と婚活もスムーズに上手くいくものですよ。