《一人はイヤだ→結婚したい→よし、婚活しよう》と、自らの意志で決め、結婚相談所に入会した。そして活動開始。ところがここで、心のブレーキがかかる人がいます。
《第一のブレーキ》
必要書類(独身証明書や大学の卒業証明書など)を集めたり記入したり、写真を撮りに行くまでに気持ちが下がってしまう人。
《第二のブレーキ》お見合いわずか数人で、「いい人に出会えない」と気持ちが下がってしまう人。
そんな時に、馴染みの占いや整体の先生のところに行って、「婚活を始めた(始めようとしてる)けれど、どうも気持ちが乗らなくて・・・疲れてるんです」と打ち明ける。
すると、その先生に「身体も心も疲れてますね。今は無理せず休む時ですよ」と、欲しかった言葉をかけてもらい、「(占いや整体の)先生に、今は無理せず休む時と言われました。頑張らないといけない!と、だいぶ無理していたのだと思います。心を整えるまでしばらく休みます」という方が残念ながら20人に1人くらいの割合でいらっしゃいます。(ほぼ100%女性です)
入会手続きを終えたのに、実際の活動を始めることなく休会したり、わずか2.3人と会っただけで休会したり。そして、どの程度で心が整うかというと、「休会」と言いながら、数ヶ月後にそのまま退会することも多いのです。
「疲れた」っていうのは、20人も30人も40人も会い続けてもなかなかご縁が決まらなくて「疲れました、しばらく休みたいです」とか、真剣交際に進んだけど破局して「気持ちが折れました、しばらく休みたいです」なら、分かります。
ですが、まだ活動を始めてもいなかったり、数人としか会ってないのに気持ちが疲れてしまって、そこへ自分が言ってほしい言葉をかけてくれる人から「今は無理せず休む時」なんて言われて、「休みます」って、どういうことでしょう。
少なくとも、少し前のあなたは、《一人はイヤだ→結婚したい→よし、婚活しよう》と、自らの意志で決めて、お問い合わせして、入会手続きをしているんです。
その前向きな気持ちが振り子のように元に戻るということは、すなわち、「コンフォートゾーンから抜けたくない」という無意識が働いています。
何度か書いていますが、このコンフォートゾーンというのが厄介で、コンフォートゾーンを抜けない限り、人生のダイナミックな変化は起こせません。占いや整体の先生は、あなたの人生の責任は取ってくれません。
もちろん、カラダや心をみて、「今は休む時」と言ってくれたのには違いないでしょう。でもその言葉に甘えて、何ヶ月も何年も、自らの心が整うまで待つのでしょうか??そして、どうやって心を整えるの??婚活を忘れて、仕事や趣味や旅行や自分磨きの時間に使うのでしょうか?
これが資格試験や大学受験ならどうでしょう。たしかに毎日勉強してたら、疲れることもある。そこで、占い師や整体師に「今は休む時」と言われたとしても、試験の日が決まっていたら、数日は休んでも、また再び取り組もうとしませんか?
婚活も同じです。期限がないようで、期限はあるのです。期限を一年後に設定して、一年後には結婚が決まっているイメージをして、どんなことがあっても一年はコツコツと続ける覚悟で頑張ってみませんか?
何もガツガツと「とにかくたくさんの人に申し込んで、月に10人とお見合いしてください」などと、体力的も精神的にもに疲弊するようなお見合いの仕方は、恋する婚活部ではお勧めしておりません。(やりたい人はやってもらっても自由ですが・・・)
お勧めは、多くて月に2人、または月に1人、それさえも気持ち的に難しいならせめて2ヶ月に1人でも良いので、コツコツと地道にお見合いを続けて、唯一無二の相手に出会ってほしいと思っています。
諦めず、腐らず、休まず、淡々と。
入会を決めたら、「資料を揃えるのがちょっとめんどくさいな」とか、「誰かと会うのがめんどくさいな」という気持ちが芽生えてきたとしても、それはコンフォートゾーンから出たくない無意識がそうさせていると理解して、最初の気持ちを思い出して、自分を奮い立たせて頑張ってほしいと思います。
しんどくなったら、占いや整体の先生に相談する前に、いつでもお気軽にご相談ください。
カウンセリングの中で、本当に休む時か、それともコンフォートゾーンから出たくないだけか?を一緒に考えていきましょう。