婚活を始めて、なかなか上手くいかない時についついやってしまう自問自答。
「自分は本当に結婚したいのか?本当は結婚したくないんじゃないか?」
しかし、この自問自答、実はとても危険なんですよ。
婚活が上手くいってない時にこの自問自答をすると、多くの人が、
「べつに結婚しなくても不自由じゃないし、このままでいいや」
と、楽な方向(婚活を休む・辞める)に逃げてしまう結果となってしまいます。
また、よくある引き寄せのセオリーで、
「心がワクワクすることに従う」
「好きなことだけをする」
「嫌なことは一切しなくていい」
というものがありますね。
それも確かに一理あるのですが、全てをこのセオリーに当てはめると、人生、失敗してしまいます。
だって、こんな感じですよ。
勉強が嫌になったら学校を中退。
部活の練習が嫌になったら退部する。
お稽古事が上達しないからとあっさり辞める。
仕事が面白くないから・人間関係が上手くいかないからと、転職を繰り返す。
子どもが生まれても、家事や育児をしたくないからと放棄して遊びに行く。
婚活も、短期で結果が出ないと、
「わたし、本当は結婚したくなかったんだ」
「もう、だいたいわかった」
などと、理由をつけて投げ出してしまう。
・・・こんな人生って、客観的に見てどう思いますか?
物事は、決して短期で上手くいくことばかりではありません。
婚活も、ワクワクした気分が継続することはなく、凹むことの方が多いかもしれません。モチベーションは、山あり谷ありですね。
そして何度か失敗しながら、コツコツと継続していると、やがて成功の道が見えてきます。
世の中で「成功者」と呼ばれる人たちは、最初から成功しているわけではなく、何事も、コツコツと長年、継続しての今があります。
反対に、人生がイマイチ上手く行ってない人たちは、あれをやってはすぐに辞め、これをやってはすぐに辞め・・・を繰り返しています。
わたしも、今の夫に辿り着くまでは、独身時代は失敗ばかりしていました。
でも、よくよく考えたら、婚活って、何度も成功しなくていいんです。
たった一度だけ成功すれば良い。
そう思えば気が楽になりませんか?
そして婚活って、
「今、結婚したいか?したくないか?」
ではなく、
【80歳になった未来の自分】
をリアルにイメージしてやるものなんです。
今の自分は仕事も遊びも日々充実していて、好きな時に好きなことが自由にできて、ほしいものが買えて、ぬくぬく実家暮らしで家族仲も良くて、別に結婚しなくても、なんら不自由はないかもしれない。
でも、数十年後、80歳になった時は、必ず今の環境は一変しています。
その時、親は確実に亡くなっているだろうし、兄弟も友達も、どのくらい残っているかわかりません。
自然の摂理に沿うと、今より若返っていることはなく、今より確実に年老いています。
身体も不自由を感じることが多くなっているでしょう。
毎日、何をして過ごしているでしょうか。
イメージしにくかったら、周りにいる80歳くらいの人を見て、将来の自分だと自覚してください。
80歳の時点で、配偶者がいるか否かで、人生の充実度は大きく変わってきていると思います。
いや、ひょっとしたら、その時、配偶者は亡くなっているかもしれませんね。
それでも、共に過ごした時間はかけがえのない想い出として人生に深く刻まれていることでしょう。
もちろん、一緒にいて苦痛な相手なら意味がありませんね。
50年一緒にいられるベストパートナーを今、探しておくのです。
「結婚はいつでもできる」と、年を取ってから婚活しても、それは虫が良すぎる話。遅すぎます。
また、
【結婚とは、病と貧困に備えてするものだ】
とする説もあり、わたしはこれに大いに納得しています。セーフティネットとしての結婚です。
病気になった時はどうしても働けなくなり、収入が途絶えます。
一人で病と貧困が来た時は、耐え難いものがあります。
しかし、配偶者がいることで、苦しみは半分に、喜びは2倍にすることができます。
どうかあなたも、目先の
「今、結婚したくない」「しなくてもいいかな」
という気持ちではなくて、80歳になった自分を想像しながら、ちょっと踏ん張って頑張ってみましょう。
継続は力なり。
80歳になった時のあなたは、きっと配偶者が横にいて、「あの時、あきらめずに婚活を頑張ってて良かった」と、過去の自分を褒めていることでしょう。
※結婚しない人生を否定しているわけではありません。