男性必見!「子どもがほしいから結婚したい」の前に、一番大切なこととは?

A氏という45歳の初婚男性がいました。

A氏は、B子さん(A氏より5歳年下でジャスト40歳)、C子さん(A氏より8歳年下で37歳)の二人と、長いこと仮交際を続けていました。

彼は、人柄としてはC子さんよりB子さんに惹かれていたのですが、最終決断をしないといけない場面で、「子どもが欲しいから婚活を始めた」という初心を思い出し、より若いC子さんを選び、B子さんとは交際終了となりました・・・。

B子さんは、年齢的なことだけでなく、子どもが授かりにくい体質かもしれない、ということを彼に打ち明けていたようです。
そのことが、今回の交際終了の決定打となりました。

A氏も、長いこと熟慮した上での苦渋の決断だったと、A氏の相談所の担当仲人さんから聞きました。

ちなみにB子さんは恋する婚活部の会員さま。
優しく、謙虚で、努力家で、弱者に寄り添い、人の心の痛みのわかる、お人柄最高の、大好きな会員さまです。
また、外見の自分磨きも怠らず、お会いするたびにキレイになっているような女性です。

もしA氏がうちの会員なら、全力で、
「その結婚相手の選び方は間違っている!たとえ子どもを授からなくても、この人とだったら一生一緒にいたいと思う相手と結婚しないと後悔します」
とアドバイスさせてもらったと思います。
※最終的に決めるのはご本人なので、わたしには決定権はないですが。

子どもがほしいA氏の気持ちもわかります。

しかし、C子さんと結婚したとしても、子どもを授かれる保証はどこにもありません。

そして、勘違いしている男性がとても多いのですが、子どもを授かることだけが結婚の目的ではないのです。

子どもは平均して18〜22年で巣立ちます。

その後の二人の夫婦生活の方が、とてつもなく長いです。

子どもを授かっても、夫婦間がしっくりこなくて、性格の不一致で離婚してしまったら?

子どもが小さいうちに離婚したら、ほぼほぼ親権は女性が持ち、子どもとは一緒に暮らせなくなります。
養育費の支払いも、親としての責任で出てきます。

たとえ親権を得られたとしても、仕事をしながら家事もこなすシングルファーザー生活は、人一倍大変です。多くは実家のお世話になりながら・・・になるでしょう。

もしくは、「子どもがいるから」という理由で、離婚は回避し、違和感を感じながらも何とか我慢し、家庭内別居状態になって、夫婦の会話が一切なくなってしまったら?

あるいは、喧嘩の絶えない夫婦になってしまったら?

あるいは、そこまではいかなくても、「何となく、この人とはしっくりこないなぁ・・・」と感じながら結婚生活を続けることになったら?

思い描いていた家族団欒の幸せな結婚生活には到底及ばず、夫婦で心を通わせることができず、家にいても孤独で、たとえ子どもは授かっても、何のために結婚したのか分からないような人生になってしまいます。

結婚相手を見極める時は、
「この人は子どもを授かる能力があるか?」
ではなくて、
「この人とは、もし子どもが授からなかったとしても、一生一緒にいたい相手か?」
で、決断しないといけません。

男性が40代半ばなら、そもそも自分の生殖能力も落ちています。
(男性は年を取っても、女性さえ若ければいつでも子作りができると勘違いしていませんか?)

そこも加味して、授かれなかった場合の人生も考えて、本当にこの相手で良いのか?を再考する必要があると思います。

子どもより先に、パートナーシップです。
ここは、気持ちの上で妥協してはいけないところです。

子どもを授かれなかった場合、どうしても子どもがほしい・子育てをしたいなら、特別養子縁組も視野に入れる必要がありますね。

実はわたし自身も、この考えがちょこちょこ頭をかすめることがあります。

しかし特別養子縁組も、夫婦の年齢制限があることが多いので、あまり悠長に構えている暇はありません。 (詳しくは、自治体や団体によっても異なりますので調べてみてください)

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