「年収300万円台じゃ暮らしていけません!」は本当か?

婚活女子がよく線引きする、男性の年収300万円台のライン。

「子どもができた時を考えたら、自分は働けなくなる。家族3人で一馬力で年収300万円台だと、生活するのはとても無理」

と、年収300万円台以下の男性からのお見合い申し込みを、有無を言わさず切り捨てています。

この女性たちに、

「じゃあ、普通の年収ってどのくらい?」

と聞くと、

「最低ラインが400万、普通に暮らしていけるのは500万以上かな。(でも本音では800万〜1000万以上あればうれしいと思っている)」

と返ってきます。

いつの時代の話をしているのでしょうか?

今は35年前のバブル期ではありません。

婚活女性に事実として知っておいてほしいのが、現代の日本男性の、年収の中央値は350万円程度であるということ。

中央値とは、日本のすべての男性を横並びにした時に、人口的に一番多いのが年収350万円程度の男性ということです。

もし、親御さんから、「年収は500万くらいあるのが普通」と刷り込まれているとしたら、それは親御さんが若い頃の、35年前から感覚が変わっていないだけ。

鵜呑みにしてはいけません。

今や、年収500万円以上の男性は全体の上位15%、

年収1000万円以上においては全体のわずか1%です。

残念ながら、35年前から比べると、日本は貧しくなっているのです。

そして、「年収300万円台じゃ暮らしていけない!」のが本当なら、日本のほとんどの人が暮らしていけてないことになりますよね?

でもみんな、何だかんだやりくりしながら、7割以上の夫婦が共働きしているのが、現代の日本社会です。専業主婦は少数派です。

「いやいや、子どもができたら一馬力になるから年収300万円台は無理」と、そうやって決めつけて、会う前から年収で切り捨てているうちに婚期を逃し、あっという間に妊娠可能年齢を超えてしまいますよ。

そうなると、子どもがいる未来を思い描いていたのに、子どもはおろか、結婚さえ叶わない未来が待ち受けています。

「生活苦になるくらいなら一生おひとり様でいい!」と言うけれど、考えてみて?

相手の年収がたとえ300万円でも、今のあなた一人だけの年収よりも、世帯年収は確実に増えます。結婚したら収入は二馬力です。心強くありませんか?

まあ、今日はその話はいったん置いておいて、うちの会員に、年収300万円台の、とある男性がいらっしゃいます。

年収以外のスペックは、決して悪くない。

30代前半、高身長、人懐っこくてコミュ力高く、一度会えば誰もが「面白い」と評価する、魅力的なお人柄。

年収が300万円台なので、残念なことに、それだけで女性に「その年収じゃ暮らしていけない」と判断されるのか、お見合い申し込みしてもよくお断りされています。

しかし、この男性、実は実家が地元でも有数の資産家なのです。

※今は親の資産だけど、ゆくゆくは彼のものとなります。

ちなみにその資産内容を聞いて、わたしは目玉が飛び出そうになりました。

だから、この彼は、表に出ている年収は300万円台だけど、実は有数の資産家の生まれで、隠れお金持ちです。

彼は、本当は働かなくても十分暮らしていける身分なのだけど、一社会人としてはそんなわけにもいかないので、ワークライフバランスの取れた会社で働いています。

ただ、こういった情報は、プロフィールにはなかなか出てきません。

今は親のものである資産の内容をプロフィールに書くと何だかいやらしいし、そもそも資産目当ての女性を、こういう男性はとても嫌がります。

なので、「書かないでくれ」と言われたりします。

こういう資産情報は、実際に何度も会って、お互いに心を開いて深い話ができるようになってから初めて出てくるものです。

逆もまた然りで、「年収3000万」と書かれていたのに、実際は借金まみれというケースもあります。

ただ単に、表に出ている年収だけで判断している女性は、それだけで、とてももったいないことをしているなぁ・・・と思います。

そして、「お金持ちと結婚して裕福な暮らしがしたい」というようなあざとい考えの女性を、賢い男性はすぐに見抜いて切り捨てます。

なので、初めの段階で相手の年収が判断基準になっている女性は、いつまで経っても結婚が決まりません。

こういう女性は、いざ高年収の男性とのお見合いが叶った時は叶った時で、「条件面では申し分ないのですが、どうしても好きになれないんです・・・」なんて言い出す始末。

好きかどうか?の気持ちを最優先にするなら、条件は考えてはいけない。

条件を最優先にするなら、好きかどうか?なんて考えてはいけない。

どちらも手に入れることなんてできないのだから。

あれ、言いたいことを書いていたら、まとまりがつかなくなってきたのでこの辺で。

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