「まだ結婚はいいかな」「いずれ自然に出会えたら」「無理してまで出会いたくない」という全ての人へ。

結婚は椅子取りゲームと同じ。

良い人から先に決まっていく。

例えば、女性が男性に求めるこんな理想像。

「身長は180cm以上で、年齢は同年代か年下で、イケメンでシュッとした体型で、リードしてくれて、年収は1000万以上で、安定した仕事に就いていて、海外経験もあって、物知りで、面白くて尊敬できる人!」

男性が女性に求める理想像なら、

「出産可能年齢(できれば10歳以上年下希望)で、見た目は可愛くて華奢で、色白の陶器のような美肌で、胸は大きくて、ウエストが細くて、お尻はキュッと上がっていて、スラッとした脚で、料理洗濯掃除など家事全般得意で、気立が良い人!さらに、共働きをしてくれる人!」

・・・とまあ、ハンをついたように、こんな理想像を掲げる人ばかり(げっそり)。

ということは、こんな素敵な人がいたら、老若男女、争奪戦である。

素敵な理想の人と結婚したければ、一日も早く(20代とか、30歳くらいまでに)動かないといけない。

これらの理想を30歳で掲げるのと、40歳、50歳になって掲げるのでは、難易度が断然違う。

30歳の時点だと、理想像に当てはまる人も、まだ独身でたくさんいるだろう。

何より、自分自身がまだ若い。

若さは大きな武器となる。

でも、30歳時点で「まだ結婚はいいかな」と、のんびり過ごして、10年、20年経って、いざ結婚したくなってこの理想条件を掲げると、正直、「ふざけるな!」と言いたくなる案件である。仲人泣かせの案件でもある。

そりゃあ、いますよ、こんな理想的な人も。

ただ、椅子取りゲームの最初の方で、争奪戦で、他の人にとっくに取られていますがな(笑)

今も昔も、平均初婚年齢の中央値は、27歳です。

(全ての結婚した人の年齢の中央値)

30歳になったら、「ちょっと遅くなった」と自覚した方が良い。

32歳、34歳くらいで、「まだまだ自分は若い、20代に間違われるし、大丈夫♪」と思っていたら、あっという間に、坂を転がるように40代です。老化は確実に訪れています。

年齢を重ねての結婚は、欲しいモノ(執着)を少しずつ手放していく結婚になります。

それは、若さであったり、子どもであったり。

例えば、「子どもがほしい」という執着から離れられず、10歳以上もの年下女性を求めて、数年どころか、十数年以上も婚活を続けて婚活難民になっている40代50代の初婚男性はとても多いですが、その「子ども」への執着を手放して、同世代とのご縁を求める方向にシフトしたら、案外スルスルとご縁がまとまります。

また、「背が高くてシュッとした年下のイケメンで、なおかつ高年収で尊敬できる人と結婚したい」という40代50代女性もめちゃくちゃ多いのですが、「なぜそんな人を求めているのですか?」と聞くと、必ず、「もっさりしたオジサンはイヤなんです。好きになれない。好きになれる人と結婚したいんです」と返ってきます。

では、客観的に考えて、そんな感じの理想の男性は、とっくに椅子取りゲームの争奪戦で、若い頃に誰かと結婚していると思いませんか?

「理想の容姿で、なおかつ好きになれる人と結婚したい!」

と考えるなら、若いうちに椅子取りゲームに参加するしかありません。

40代、50代での婚活は、今までの執着(若さ、容姿、子どもなど)や、長年培ってきた思い込み(「背が低い人は卑屈な人が多いと思う」とか、「大卒じゃないと話が合わないと思う」とか、「血液型が●型の人は遠慮したい」とか、「生まれ年が◎年生まれの人とは相性が悪い」などなど)を手放して、「自分自身の魂が、本当に求めている人」にシフトしないと、なかなか結婚まで辿り着くのは難しいです。

※「条件を妥協してまで結婚したくない!それなら一生、独身でいいです!」というなら、それも本人の選んだ道なので、否定はしませんが・・・。

わたしは、41歳で平均初婚年齢より約15年遅れて結婚しましたが、子どもや若さ、相手の収入への執着はその時点で手放していました。

そして、理想を追い求めたいなら、椅子取りゲームにまだ人が多い30代前半までに活動しないと遅すぎます。

余談ですが、先日、ある67歳のロマンスグレーの男性(初婚)が、当サロンの30代女性(初婚)にお見合いを申し込んできて、「人生100年時代、子どもも望んでいます」というコメントに、びっくりしすぎてひっくり返りそうになりました。。。

そんな勘違いのおじいさんにならないように、いち早く行動を起こしましょう。

人生は思っているより短いです。

「人生100年時代」のキャッチフレーズに騙されて、のんびりしてたらダメですよ。

そして、「いずれ」「自然に」は、ないものと心得ましょう。

受け身でいては、一生独身のままです。

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