男性側の結婚相談所からのメッセージがこちらです。
「お世話になっております。
年の離れたお申し込みで申し訳ございません。 失礼を承知でお申し込みをさせて頂いております。
こちらの男性は資産もあり、できればお子様を希望されています。
仕事に邁進するあまり、この年齢になってしまわれたそうです。
将来的な生活、養育費や教育費の心配はございません。
年齢だけでお断りされるのではなく、プロフィールだけでもご覧頂ければ嬉しいです。
包容力のある紳士です。 よろしくお願い致します。」
当方の返事はこちら。
「お申し込みありがとうございます。
そうは申しましても、年齢というのは大きな壁です。
自分の親と同じくらいの歳の人との結婚は、本人だけでなく、親御さんの猛反対を受けることも多く、また、余命の観点からも避けたいと思います。
お子さんだけ産まれても、その後の人生で、長いこと未亡人でいるのは彼女がかわいそうですし、彼女も歳の近い人との結婚を望んでおられます。
子どもがほしいという気持ちはわかりますが、もうお孫さんがいてもおかしくない年です。
どうか、それ相応の年齢の方と幸せになっていただきたいと思います。」
61歳にもなって、「子どもがほしい」のエゴが捨てられないのかと思うと、ため息しか出ません。
女性の幸せを全く考えていない。
そして、男性の願望(エゴ)をそのまま通してしまう結婚相談所もどうかと思います。仲人としては、こういう男性には、別の幸せがあることをアドバイスしないといけないと思うのですが・・・。
このまま、「子どもがほしいから」と、35歳までの女性にせっせと申し込み続けても、子どもや結婚はおろか、お見合いすら難しいでしょう。
61歳なら、男性側の生殖能力も疑問です。
ちなみに、彼女自身の父親は、62歳です。
わたしが父親の立場なら、大反対です。
大事な娘を、自分とほぼ同じ年齢の男と結婚させたくありません。
100歩譲って、恋愛結婚なら26歳差もあり得るかもしれないですが、お見合い結婚で26歳差はあり得ないですね。
男性にどんなに資産があってもあり得ないです。
(ちなみに該当の男性は、年収500万でした・・・)
結婚とは、やはり、二人がどれだけ同じ年月を過ごせるか?も重要な要素だと思うのです。
そう考えると、お互いの年齢はできるだけ近い方が良いですよね。
いつまでも独りよがりな考えをしていたら、幸せは遠のきます。
そして、仕事に邁進した月日は戻ってきません。
子どもがほしいなら、若い頃に将来設計をちゃんとして、30年前に結婚すべきでした。
まあ、わたしたち夫婦も晩婚で、若い頃に将来設計ができていなかったため子どもがいないのですが、自業自得です。
それはそれで、「ま、仕方ないね」と受け入れられています。
わたしたちは子どもがいなくても十分幸せです。
61歳の男性に捧げたい言葉。
「幸せってのはね、何かを諦めないと手に入らないものなのよ。by樹木希林」