結論から先に言うと、相手へのこだわりが強い人ほど永遠に結婚できません。
一生独身を覚悟してください。
婚活中の男性のこだわりで最も多いものは、女性の年齢へのこだわりです。
よく40代50代男性が、ひと回り以上、歳の離れた若い女性を求めています。
「子どもも望めず、同年代のオバサンと結婚するくらいなら、独身のままでいい」
とぬけぬけと抜かす人もいます。
しかし、わたしの肌感覚では、ひと回り以上の歳の差婚は、どんなに年収が高くても、(お見合いでは)ほぼ不可能です。
※条件から入らない自然な出会いなら、かなりの歳の差婚も稀にありますが・・・。
《自分自身がいい年齢のオジサン》ということを忘れた思考回路を持っている限り、結婚はほど遠いでしょう。
若く見えるとかは関係ないですよ!
8歳、9歳以上の年下でも、なかなか厳しいです。
なぜなら、女性は、男性と違って《同年代の男性を求める》からです。
また、30代前半とかの男性でも、同級生以上の女性はハナからお断りだったりしますね。
その心は、
「子どもがほしいから、できるだけ若い女性がいい」
あるいは、
「単純に、若くてかわいい女性が好き」
のどちらかです。
勿体無いなあと思います。
年下だけが運命の人ではないし、客観的目線で見て、包容力のある年上女性の方が相性が良い人もいます。
そして、女性側も、お相手男性の年齢を「同年代もしくは年下。年上でも5歳上までに限る」などと絞ると、なかなか厳しいものがあります。
かなりの年下を求める男性と、同年代を求める女性。
男女のお互いのニーズが全く合ってないからです。
ここは、お互いが歩み寄らないといけないので、
男性には、自分+2.3歳上までを許容すること。
女性には、自分+10歳上までを許容すること。
を、アドバイスしています。
次に、女性のこだわりで最も多いのが、男性の年収です。
「最低でも年収500万円以上はほしいです」
と条件を挙げる女性が多いですが、500万円以上の年収を得ているのは、現在、日本全体の人口のわずか15%です。
日本はこの30年でどんどん貧しくなってきています。
75%の男性は、年収500万円に届かない。
その事実に気付かないといけません。
少しでも裕福な暮らしがしたいなら、結婚相手の経済力に頼らず、自分の力で稼ぐ術を身につけましょう。
学歴にこだわる女性も多いですね。
「最低でも国公立大以上」
「関関同立以上」「早慶以上」とか。
「Fランは論外」とか、「高卒は論外」とか、大学名、学歴で人間の価値を測りますね。
きっと、親の影響も強いのだろうなと察します。
学歴偏重主義の親からは、学歴偏重主義の子どもが生まれます。
古い価値観で、何だか哀れに思えてきます。
また、男女共のこだわりで多いのが、相手の容姿に対するこだわりです。
●太っている人はちょっと・・・
●顔の大きい人はちょっと・・・
●髪の薄い人はちょっと・・・
●背の低い人はちょっと・・・
●色黒はちょっと・・・
などなど。
男女共に、容姿端麗、イケメンまたは美女を求める人はとても多いですね。
ところで「ルッキズム」という言葉をご存知ですか?
Looks(見た目、容姿)+ ism(主義)を合わせた言葉で、「外見至上主義」などと訳されており、具体的には、見た目で人を判断したり、容姿を理由に差別したりすることです。
確かに、「人は見た目が9割」という本も流行った通り、人は見た目に左右される生き物です。
しかし、顔が大きいとか、髪質とか、背が低いとか、肌の色などは遺伝的要素が強く、変えようがありません。
一重まぶたの女性に、二重にする美容整形を薦める結婚相談所もあると聴いて驚きました。(日本で実際にある話です)
そして、親からもらった遺伝的要素で容姿がもともと良い人(小顔、イケメン、美女、スタイルが良い、高身長、髪質が良いなど)は、確かに得をしますよね。
わたし自身は長年、容姿にはコンプレックスを抱いてきた人間で、「何でわたしの髪質(天パで剛毛ですぐに広がる)はこんなのだろう?何でわたしの体型(すぐに太る、背が低い)はこんなのだろう?」と、思春期の頃から悩んでばかりでした。
自分の容姿に自信がないので、そのコンプレックスの裏返しか、相手には容姿の良い人を求めていた時期がありましたが、一つ気が付いたのが、
「イケメンに騙されるな」
ということです。
イケメンである故に、幼少期から何の苦労もなく、チヤホヤされて調子に乗って、性格が腐っている人、他人を見下す人が実に多いのです。
※若くして人気が爆発してチヤホヤされてきたアイドルが良い例です。このアイドルたちは、途中で気付かない限り、中身で勝負しないといけない中年期以降、落ちぶれていきます。
なので、わたしは、婚活中の男女には、口を酸っぱくして言いたいです。
「イケメン・美女に騙されるな。
性格の腐ったイケメン・美女は多いぞ。
イケメン・美女よりも、【苦労人】を選べ。」
苦労人は、いいですよ。
精神的に強いし、本当の優しさを持っています。
結婚するなら、さまざまな苦難を自分の力で乗り越えてきている、苦労人です。
ちなみに我が夫はイケメンと言われることが多いですが、実はけっこう苦労人です。
詳しいことは割愛しますが、苦労してきた人だからこその本当の優しさと、魂の純粋さをわたしは感じています。
今日のお題に戻りますが、お相手の
①年齢
②年収
③学歴
④容姿
へのこだわりから、解き放たれてみませんか?
あなたの価値は、年齢や年収や学歴や容姿にあるのでしょうか?
お相手の価値は、年齢や年収や学歴や容姿にあるのでしょうか?
他人と比べて、どれだけ優れているかの優越感に浸る婚活はやめませんか?
その鎖から解き放たれた時、婚期は早まります。
そして、本当の運命のお相手に出会え、心が満たされる本当の結婚に至ります。