「どうして希望の人を紹介してくれないのですか?
どうして希望の人とお見合いできないんですか?」
今日は、この質問にお答えします。
いや、仲人も希望の人とお見合いが組めるよう、
先方の仲人さんに直接頼み込んだりして頑張っているんです。。
でも、、、どうしても組めない(紹介できない)場合があります。
指名したら必ずタイプの異性が紹介されるような、キャバクラやホストクラブではない。
それは、申し込まれた相手に決定権があるからです。
結婚は等価交換である
つまり、お見合いが成立する相手というのは、
総合的に見て(プロフィール上で見て)、釣り合いの取れた人。
その先にある結婚も等価交換なので、
総合的に釣り合いの取れた相手としか結ばれないようになっています。
というのが、結論です。
たとえば、こんなスペックの男性がいたとします。
45歳初婚、年収は500万円。
容姿はごくごく普通。年相応にお腹も出ている。
お相手女性に対する希望は、子どもがほしいから35歳以下で、
スタイルが良くて顔も可愛い、モデル系の人。
この希望条件、お見合い成立しにくいんです。
本当に、成立しにくい・・・。
結婚相談所の不変のルール
なぜかを説明しましょう。
まず、10歳以上年下を求めるのが難しい。
結婚相談所の不変の原則は、
男性の年収÷100の数字が、年下女性でOKをもらえる上限です。
上記の男性なら、年収500万円なので、
5歳下くらいまでがOKをもらえる限界ということです。
ここで、容姿が若々しくて良かったりすると、
もう少し年齢の若い人からもOKをもらえる場合もあります。
しかし、この男性は、ごくごく普通の、年相応にお腹も出ている体型。
そしたら、スタイルが良くて可愛いモデル系の女性と釣り合うのか?
・・・というと、釣り合いませんよね。
ということは、40歳以上で、ごくごく普通の容姿の女性にターゲットを絞らないと、
いつまで経ってもお見合いが組めない、ということです。
では、今度は女性のケース。
40歳初婚、大卒。
容姿は、中の上くらい、まあ美人な方。細身。
年収450万円。
求める男性は、
できれば年下希望で、35歳くらい〜年上でも3つ上くらいまで。
自分が大卒なので、相手も大卒以上がいい。
170cm以上で、シュッとしてて、イケメンで、
コミュ力があって、年収は自分より上の人。
これも、なかなか難しいパターンです。
まず、求める条件が多すぎます。
結婚相談所では、40歳の女性が5つも年下の男性を求めても、
なかなかお見合いが成立しない場合が多い。
彼女が求める条件の35歳、170cm以上、シュッとしてて、
イケメンで、大卒で、コミュ力があって、年収500万円以上の人は、人気物件となります。
申し込みが集中しているはずなので、5歳上の美人が申し込んでも、
彼は、20代後半の若くて可愛い女性とのお見合いを受けて、40歳女性をお断りするのです。
40歳の彼女がターゲットにするのは、40代半ば〜後半くらいの男性です。
これくらいの年代だと、お見合いがとても組みやすい。
そして、170cm以上、大卒、年収500万以上、
シュッとしててイケメンの全てを満たした人を求めるのは難しいので、
どれかひとつだけに絞ってもらいます。
どうしても学歴が譲れないなら学歴だけ。
イケメンが譲れないならイケメンだけ。
年収が譲れないなら、年収だけ。
コミュ力が譲れないなら、コミュ力だけ。
他は全て捨てる!
ご縁を大切にする
「そんなのだったら、ときめかない。好きでもない人と結婚する意味がない。
それなら一生独身でいいです」
と拗ねる人もいますが、まあ、ちょっと待ってください。
自分を客観的に見て、今の自分ならどの程度の人と結婚できるのか?
を判断することはとても大切です。
判断できなければ、仲人にアドバイスを求めるのが一番です。
仲人は場数を踏んでいますので、ふさわしいご縁、求めるべきターゲット像が分かります。
もちろん、好きでもない人と結婚する必要はありません。
昔の政略結婚じゃあるまいし、好きな人と結婚しましょう。
ただし、「好きになれる人」という上から目線ではなく、
「ご縁を大切に、自分を好きになってくれた人と結婚する」という謙虚さも大切です。
そして、少しでもスペックの高い人と結婚したければ、
自分のスペック(外面だけではなく、内面の魅力度も含む)を上げるしかないんです。
厳しいですが、これが現実です。
いつでもお気軽にご相談くださいね。