答えを知りたい、というだけの人には面倒くさい仲人かもしれません。

昨日、とある会員さまとこんなやりとりをしました。

・・・・・・・・・・・・・・
会員さま
「仮交際中の⚫︎⚫︎さんとの距離をどうやって縮めていったらいいのかわかりません」

わたし
「⚫︎⚫︎さんと、どんな会話をしていますか?」

会員さま
「普通の会話です」

わたし
「普通の会話って、具体的にどんな内容でしょうか?」

会員さま
「だから、普通の会話です。お見合いでのオーソドックスはどうなのかを聴きたかったのですが」

わたし
「オーソドックスは人により違いますので、まずは、どんな会話をしているか、具体的に教えてください」

会員さま
「今日はもういいです。ゆっくり休んでください」

わたし
「いえ、わたしの方から質問しています。具体的にどんな会話をしていますか?」
(・・・噛み合っていない🤣)
・・・・・・・・・・・・・・

会員さまは、気になる人との距離を縮めるために、どうしたらいいのか、手っ取り早く方法が知りたかった。

わたしは、距離を縮めるために、まずはどんな会話のやりとりをしているのか、具体的にヒアリングしたかった。

「普通の会話」と一括りに言われても、普通は人それぞれ。
雑談かもしれないし、えっ!こんな話をしているの?という内容かもしれない。
会話の内容を思い出して、例えば「好きな食べ物の話や、過去の恋愛の話をしました」など、具体的にお伝えしてほしかったのです。

しかし、時々、こんなふうに、「めんどくさいやり取りはいいから、とにかく早く答えが知りたい」という方がいらっしゃいます。

それだと一般論でしかお答えできないし、わたしはAIではない。

「普通」で片付けずに、よくよく会話の内容を思い出して、自分でも自覚してほしいのです。

この方が知りたかったのは、
「気になる相手との距離を縮めるために、どうすればよいのか?」

一般論なら、今時、婚活系のYouTubeで検索したらいろいろ出てくるし、わたしもそんな動画を見つけて貼り付けて「参考に観てください」と言えば良かったのかもしれない。
だけどまずは自分で、距離が縮まらない原因を自覚してほしかったし、だからこそ、その一歩として、会話の内容を思い出してほしかった。

とにかくすぐに答えが知りたい系の人には、わたしはめんどくさい仲人かもしれない。
しかし、すぐに答えを与えることはしていない。
まずは自分で考えてほしいから。
自分で自覚してほしいから。

自分のハラに落ちないと、人は変われない。

最初から魚(答え)を与えるのではなく、
魚(答え)の釣り方(そこに至るまでのプロセス)を一緒に考え、導いています。
魚の釣り方は、人それぞれ違います。

めんどくさい仲人でごめんなさい。
一緒に考えて、成長していけたらと思います。

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