中西家の家計事情

中西晋也です。
最近、小さなお子さんのいる既婚女性とのちょっとした会話の中で、「うちの家計は夫婦で折半です」という話を聴きました。偶然、同じような話を数件聴いて、ちょっと違和感を感じました。

「男女平等」という考え方から、仮に4人家族で月々40万円の生活費が必要だとしたら、男性が20万円、女性が20万円ずつ負担しているというのですが、子どもさんが小さくて、女性は育休中とかパートで収入が少ないわけです。
それでも女性は、家事や育児をほぼ担いながら、育休中の手当やパートのお給料で、足りない部分は独身時代の貯金を切り崩して「折半」を守っているという話に、何となく違和感を感じたのですね。
結婚して時間が経っているので、今更旦那に「生活が苦しいから、折半じゃなくて多めに出して欲しい」とは言えない妻。プライドもあるのだそうです。
こんなことを言う旦那は、わりと高収入だけど「男女平等」の意識が強い、お堅い職業の人に多い気がします。
高収入の旦那の方はというと、折半で入れた部分以外のお金は、自分の自由に使っている。
妻だけが生活苦を感じ、旦那は独身時代とほぼ変わらず、豊かに自由に暮らしている。

しかしそれは、「男女平等」とは言わないと思います。
私は「家族はチーム」だと思っているので😅

家計事情はそれぞれですが、この辺は結婚前に話し合っておく重要な部分だと感じています。

では私たち夫婦の家計のざっくりとした内訳はどうかというと、家賃や光熱費といった固定費は私が管理し、食費や日用品などの変動費は妻。
家計全体としてはざっくり折半になっています。
不定期の外食については、じゃんけんで負けた方が奢る、なんてこともあったりします(笑)。

私たち夫婦には子どもがいないので、子どものいる家庭とちょっと家計のやりくりも違ってくると思います。

ただ、私たちには資産管理の仕方に独自のルールがあります。具体的には、次のような感じです。

1.妻個人の現金は、自分で管理してもらう。

2.私個人の現金は、お小遣いだけ残して、余れば「2人の貯金通帳」へ入れる。

3. 資産は、すべて妻の名義にする。

です。

僕は、結婚してからは、全て自分の手持ちのものは全てオープンにすることにしました。
そして個人のモノとして必要以上の現金は持たない。
なので、お金に関して、無用なわだかまりを避けることができます。
結婚して8年になりますが、これが夫婦にとって一番いい家計管理方法だと思ってます。

参考になればと思います。

最初の話題に戻りますが、【夫婦は平等、家計は夫婦で折半】という考え方は、一見平等で悪くないように思えますが、収入が少ない方(多くは女性)が、とても負担になります。

例えば夫が手取り30万円、妻が手取り15万円の収入であれば、
夫2:妻1の割合で家計費を負担するのが、本当の家族としての平等なのではないでしょうか。
家族はチームです。
皆さんの家計も一度考え直してみませんか。

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