出会いの数を増やすために、結婚相談所とマッチングアプリを並行を考えてる方へ

女性会員さまからこんなご相談がありました。

「真剣交際を考えていた人との交際が終わって、ショックを受けています。そして、30代のうちに絶対に結婚したいので焦っています。
出会いの数を増やすために、結婚相談所とマッチングアプリを並行しようと考えているのですが、いかがでしょうか?」

わたしは
「30代のうちに結婚したいなら、マッチングアプリとの並行はやめたほうがいいです。感覚がバグり、婚期が遅れます」
とアドバイス差し上げました。

女性がマッチングアプリをすると、確かに出会いの数は増えるでしょう。
登録したその日に「いいね!」がたくさん来て、モテモテだわ!と思うかもしれません。
恋愛慣れしていて、見た目の良い男性もたくさんやってくるかもしれません。
そして、毎日のようにメッセージをやり取りして、実際にデートしたその日に「彼氏」はすぐにできるかもしれません。
付き合ったその日にお泊まりも珍しくないでしょう。
あなたが性欲の強いタイプならそれでも良いかもしれませんが、果たしてそんな相手は結婚相手になり得るでしょうか。

彼氏ができたと思ったらすぐに音信不通になったり、セフレ扱いだったり既婚者だったり二股されていたり・・・、傷ついて、数日〜長くて数ヶ月での出会いと別れを繰り返し、そのうち、毎週マッチングアプリで誰かと会っていないと、寂しくて落ち着かなくなる。

「マッチングアプリで彼氏ができました!今までで一番の人と出会いました。ラブラブです💓」
と、意気揚々と退会していった人の末路は、だいたいこんな感じです。
数年経った風の便りでも、いまだ結婚できずに、ずっとマッチングアプリでの恋愛(?)を繰り返している。
こんな風に、マッチングアプリの無限のループに入って婚期を逃した人を、わたしは何人も知っています。。。

真面目にコツコツと結婚相談所でお相手探しをしていたら、出会いの数こそマッチングアプリほど多くないけれど、こんなことにならなかったのに・・・と悔やまれます。
出会いを増やそうと焦って、マッチングアプリに浮気をしたばかりに、結局は結婚が遠くなってしまうのです。

出会いが多い=結婚に近づく
は、間違いです。

結婚相談所で出会った人との交際がうまくいかなかった時、特に過去にマッチングアプリをやっていた人は、すぐに焦ってマッチングアプリに戻ろうとします。

ところがここが大きな落とし穴。

先日、著書/コラム多数、おそらく全国で一番有名な独身研究家・荒川和久先生の講演会(加盟先のBIU主催)にオンライン参加したのですが、荒川先生の鋭い分析がまさに物語っています。

【属性別マッチングアプリの功罪】
♠️男性
《恋愛強者(全体の約3割)》
マッチングアプリは便利なツール。いつまでも独身で無双状態を続けたいと思っている。
《恋愛弱者(全体の約7割)》
マッチングアプリを使っても誰とも出会えない。金と時間と自尊心を削るだけ・・・。

❤️女性
《恋愛強者(全体の約3割)》
そもそもマッチングアプリなんて使う必要がないので使わない。
《恋愛弱者(全体の約7割)》
恋愛強者と経済強者からのアプローチが増えて、恋愛観がバグってくる(マッチングするのは自分よりも格上※なぜかすごく年下だったり、年収が高かったり・・・の相手が多いので、等身大の自分以上にイケていると勘違いしてしまう)

「現在、恋人はいますか?」の質問に、
女性は28%がYesと答えるが、
男性は21%しかYesと答えない。
本来ならパーセンテージは同じじゃないとおかしいのに、この7%の差は何か?
→→→女性は「付き合っている」と思っているのに対し、男性側は付き合っている意識がない(セフレや二股、もしくは既婚者であることを隠している)

つまりマッチングアプリは、恋愛強者の男性と恋愛弱者の女性が、「擬似恋愛」を永遠に繰り返しているだけで、婚姻率は一向に上がらない。。。

【マッチングアプリトラブル率】
男女ともに約6割がトラブルに遭っている。
マッチングされるのは結婚相手ではなくトラブル。

荒川先生は、
「マッチングアプリはむしろ未婚化を促進する」
と、データ分析からはっきり断言されています。

それでもあなたはまだ、マッチングアプリを続けますか??

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