母の日にちなんで、わたしの大好きな写真をUPします。
42年前の、義母と夫と夫の兄。
夫のお食い初めの時の写真です。
わたし自身は、母になることはなかったけど、もし母になっていたら、こんな可愛い男の子がほしかったなぁ。
・・・と、思います。
義母はわたしと真逆で、家事が完璧にできて、常に一歩引いて冷静に物事を見ていて、とても愛情深く、感情で怒ったりしない性格です。
子育ての際や息子たちが進路を決める際にもそれは表れていて、押さえつけたり親の言いなりにさせたりせずに、常に子どもたちの意思を尊重してくれていたそうです。(夫 談)
そして、今も、普段は、息子と多少の考えの相違があっても、決してそれを口にすることはありません。
息子の自由意思に任せるというスタンスです。
そんな義母が、珍しく意見を言ったことがあるのを夫から聞きました。
それは、約10年前、夫が「僧侶を辞めて別の道に進みたい」と言った時。
義母は、
「しんちゃん。お母さん、辞めてほしくないな。」
と、ぽつりと言ったそうです。
そして、
「お母さん、しんちゃんのお嫁さん見たいな」
とも言ったそうです。
結局、夫は僧侶を辞めて別の道を歩むことになりましたが、
義母のもう一つの願いであった
「お嫁さんを見たい」
という一言は、彼の心に刻まれて、それまで全く結婚願望のなかった夫も、
「そうか・・・結婚はした方がいいのかな」
と思うようになったそうです。
わたしたちが出会ったのは、それから約3年後でした。
結婚するまでは、
「○○家の嫁」
という言葉にとても抵抗を覚えていたわたしです。
今でも「嫁」という言葉に抵抗が全くないかといえば嘘になりますが、中西家の嫁になれて幸せだと思うようになりました。
※夫は、わたしが「嫁」という言葉に抵抗を覚えているのを知っていて、外でも「妻」と言ってくれます。
お義母さん、わたしの最愛の夫を産み、育ててくれてありがとうございます。
文章:中西なほ子
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