【20代30代婚活】恐怖の婚活バスツアー体験記・前編

それは、それは、世にも恐ろしい婚活バスツアーでした。

今日はわたし、恋する婚活部 中西なほ子の体験談。

毎年、この季節になると思い出します。

そう、あれはちょうど10年前の独身時代、30代前半だった頃の冬でした。

タイトルからして何となくお気づきになるかと思いますが、はい、婚活バスツアーなるものに、友人と2人で参加したのです。

その婚活バスツアーは、とある民間の婚活イベント会社が募集していたもので、雑誌の広告に出ていたのを、わたしか友人か、どちらが見つけたか忘れましたが、「とにかく行ってみよう」ということで参加しました。

バスは一台で、男性約20名、女性約20名、合計約40名ぐらいの参加者だったと記憶しています。

朝早くに高知を出発し、そこで全参加者の約半分が乗車、途中、徳島で残りの半分の参加者が乗車、神戸のアウトレットモールから、最後は有馬温泉まで日帰りで行って帰ってくるというコース。

確か、参加費は女性5000円でした。(男性は、もう少し高かったと思います)

「5000円で、ステキな出会いがあって、日帰りで神戸でお買い物ができて、有馬温泉まで行けるなら、たとえ出会いがなくてもお得だし、楽しいんじゃない?!」

と、当時のわたしは思いました。

しかし。
それは、浅はかな思考で、間違いだった・・・と気付いたのは、バスに乗ってすぐでした。

参加していた男性陣は、お世辞にも、ステキとは言いづらい男性ばかりでした。

何というか、とにかく垢抜けてなくて、清潔感にも欠けて、会話力も、うーん・・・という勿体ない人ばかり。
(そういうおまえは何様だよ?という突っ込みですが・・・苦笑)

バスは4列シートの、狭めの席。

そこに、出会ったばかりの男女が所狭しと隣同士に番号に振り分けられて座ります。
膝と膝が触れ合うくらいの密着具合です。

途中、バスが休憩所に停車するたびに男女のペアがクジ引きで入れ替わります。
その間隔は、だいたい15分〜30分おきぐらいだったかな?
通常のお見合いパーティーよりも一人の人と長く会話をすることになりますが、これがまた、辛かった。

最初、乗ってくる男性メンバーを見たときに、「ああ、これはないな・・・」と瞬時に察知しました。
(またまた、そういうおまえも何様だよ、ですね。。)

それでも、当時、営業職だったので、「今日は仕事だと思って、笑顔で営業に徹そう」と心に決め、頑張ってとびっきりの笑顔で、愛想よく何人かと会話のキャッチボールを続けました。

席替え4人目ぐらいで、牛乳瓶の底のようなメガネの、口の臭い、服装もヨレヨレの、生理的に無理な人と隣になりました。
しかも、その人、大柄で、隣のわたしとの膝の密着度が半端ない。膝というより、お互いの太ももまでぺったりくっついて、体温が伝わってくる感じ。

辛いですよ、出会ったばかりで、生理的に無理な人と、体を密着して、口臭に耐えながら会話するなんて。

15分だけ、我慢しよう・・・。

早く、次の休憩所に着くことだけを祈りながら、頑張って、会話を続けました。

そして、次の休憩所で、クジを引くと、またその人と隣・・・。

いや、ありえん。ありえんし!!

もう、いい。
営業スマイルやめた。

わたしは、会話も営業スマイルもやめて、流れる車窓の景色を見ていくことにしました。

すぐ後ろの席に座っていたわたしの友人も、グッタリしていました。

友人は、わたしよりも断然、男ウケする小柄で可愛らしい容姿をしていたので、かなりしつこく、ある男性に猛プッシュされていました。
「面白いDVDを貸してあげるから、また会おう!」と、何とかして次の約束を取り付けようとする男性。
どこかのSAに停まった時、その男性は、友人のために、美味しそうなテイクアウトの天ぷらを買って渡していましたが、友人は「いらない」と断固拒否、あまりにも天ぷらがかわいそうだったので、わたしがもらいました(笑)

そんなこんなで、神戸のアウトレットモールに到着。
ランチは男性2、女性2の、4人グループになって食べるルールでした。
わたしと友人は、友人同士なので同じグループだったのはいいのですが、男性側は誰かというと、これが、牛乳瓶メガネと、天ぷらの彼とまた同じグループ・・・。
他にも男性はたくさんいるはずなのに、くじ引きをするたびに何故かそのペアになるので、もう、呪われてるのか!と思ったぐらい(苦笑)

長くなりましたので、続きはまた次回。

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