彼は京都、彼女は神戸在住なので、ちょうどの中間地点の、梅田の美味しい焼き鳥屋さん「車」にて。（焼き鳥は彼女のリクエストです♪）

 

お二人、本当に仲が良くて、特に彼は、その表情や言動から、彼女に心底惚れているのが伝わってきました。

話を聞くと、成婚退会してからは、土日はいつも彼女の一人暮らしの部屋にお泊まりで、日曜の夜も21時か22時のギリギリまで一緒に過ごすラブラブっぷり。（神戸から京都に帰るの、けっこう遠いのに・・・！）

そして平日会えない時は、寂しくて仕方ないのだとか。

 

しかし、実は彼、彼女のことはもともとタイプではないんです。

彼は、長年、「好みの容姿のタイプ」にこだわった婚活をしてきて、肝心の中身を見ることができずに失敗を繰り返していました・・・。

 

そんな彼が昨年夏、恋する婚活部に入会面談に来られた際、

「容姿にこだわった婚活を繰り返していたら、いつまで経ってもこのまんま。もし理想の容姿の人と上手く行っても、中身を見ないで結婚したら、また痛い目に合います・・・」

とコンコンとアドバイスさせていただきました。

 

その結果、時間はかかりましたが、彼は考えを改め、受け容れてくれました。

「タイプじゃなくても付き合えるんですか！結婚できるんですか！」

と、目を丸くしていた彼を忘れられません。

 

何と、面談時間、最長の5時間・・・

でも、不思議と全く疲れなかったのを覚えています。

 

結局、婚約者となった彼女は、彼の好みのタイプとは真逆の容姿ですが、客観的に見たら、誰が見ても「いい女」で、本当に素敵な女性です。

また、人生の前半に苦労してきた分だけ、人の心の痛みのわかる、まさに人格者です。

 

「中西さんがいなかったらこの出会いはなかったです」

と彼におっしゃっていただき、仲人冥利に尽きました。

入籍予定は、彼の誕生日の7月予定。

それまでには彼女も今のお仕事を辞められ、京都に引っ越して、独立起業を考えられています。

 

さて、好みの容姿にこだわった婚活をしている人は、わたしが見てきた限りでは、全員、上手くいっていません。。。

また、恋愛経験が少なく、いくつになっても精神的に幼い人が非常に多い傾向です。

 

そして、婚活がとても長引き（約20年婚活している50代男性も知っています）、婚活難民になっています。

容姿にこだわる人は、好みの外見の人に出会うと、「この人こそ理想の人だ！」と一目惚れを繰り返しますが、なぜかいつも失恋しています。

 

いや、一目惚れが悪いわけではないし、好みの容姿のタイプというのは誰にでもありますが、それ以上に、もっとちゃんと中身を見ようよ、という話です。

 

「好みの容姿のタイプ」というフィルターがかかると、その人の本質を見ることが出来ず、騙されてしまいます。

万が一、上手くいって結婚できた場合も、

 

「こんなはずじゃなかった！」と、夫婦の綻びが出てくるのも早いです。

「身長が・・・」

「体型が・・・」

「顔が・・・」

「年齢が・・・」

「見た目が・・・」

 

にこだわっているそこのあなたも、一度、そのこだわりを捨ててみませんか？

こだわりを捨てた先に、本当の運命の人が待っています。